質が低いと言われているのは、文章が下手だという問題を言っているのではありません。SEO目的による自作自演のバックリンクサイト。そこに大量に投稿されるコピペの文章、つまり誰の役にも立たないどこにでもある情報。こういったものが『質の低い』文章だといえます。
一般的に言われるGoogleの行ったパンダアップデート。WEB世界の流れは、より『コンテンツ重視』をしていく流れに確実になっています。
とはいえ、質の高いコンテンツを作り続けることは、本当に難しい。いや・・・質が低かったとしても、コンテンツを作り続けること自体、なかなか大変なのですが。
コンテンツキュレーションで無理なく質の高いコンテンツを作る
質の高いコンテンツを作るためには、『すべてが完全に』オリジナルでなければならないのか?
実はそうではないのです。逆に問いたいぐらいです。すべて完全にオリジナルの情報しか出していない人はいるのか?・・・と。
情報には、「客観的な情報」と「主観的な情報」の2つがあります。
「客観的な情報」だけをどこからから持ってきて、コピペで公開しまくる。これであれば、そこまで有益な『質の高い情報』にはならないと思います。その情報が希少性の高いものであれば別ですが、どこにでもある・・・例えば各クレジットカード会社のページから情報だけを抜き出して公開しているというような『WEBメディア』には、あまり魅力がありませんし、SEO的にも強くはならないと思います。
情報のオリジナル性を出すのは、「主観的な情報」の方です。この「主観的な情報」を無理なく引き出していく方法が、ぼくは『コンテンツキュレーション』だと思っています。
コンテンツキュレーションとは?
コンテンツキュレーションというのは、『何らかのテーマや価値観などに基づいて,事物を選択分類提示し共有すること』です。
もっと簡単に言うと・・・。『サーバー世界に広がるから、あるテーマにもとづいて情報を拾ってきて、自分の『主観的な意見』を元に新しいコンテンツを作ること』ですね。
先日ぼくが公開した『情報発信する時に使っている一軍ツール&サービス10選』という記事は、まさにこのコンテンツキュレーションによる記事作成の例です。
またコンテンツキュレーション自体で成り立っているWEBサイトで有名なのは、NAVARまとめですよね。
まったくのゼロのところから、新しい情報を作り出していく!ということは、これはかなり実力が必要です。ガンガンに活動的な起業家が発信する情報に魅了されるのは、それが新しく新鮮な情報だからです。
でも、みんながみんな、そんな情報発信の仕方ができるわけではありません。むしろ無理だと思いますが、コンテンツキュレーションであれば誰でもできるのです。
難易度の高い完全オリジナルの情報が『0→1』であるなら、コンテンツキュレーションは、『1+1=3』にする情報発信方法なんです。
- 自分で決めた軸に沿って、不足する情報を補いながら、複数サイトから情報を集める
- トピックに応じて分かりやすく情報を整理する
- 自分の意見も出しながら、情報を仕上げる
いろんなWEBサイトから、複数の情報を集めてきて自分の軸で情報を再構築する。新しい価値を作り上げる。元ネタは他人の情報だったとしても、これは立派なオリジナルで『質の高い』記事だということができますよね。
ブログの執筆、ネタ探しに困っている場合は、コンテンツキュレーションを試してみてくださいね。
追伸
小ネタですが、他人の情報を使う時は、元ネタの参考のお礼にリンクを送ってあげるといいですね。
ポイントはリンクを送るだけではなくて、元ネタのブログ管理人にお礼のメッセージやコメントを入れること。自分の記事URLをさり気なく入れて(笑)
もしかしたら相手もリンクを送ってくれるかもしれませんし、ブログから始まる新しい交流もできるかもしれませんしね。
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